このレビューはネタバレを含みます
嫌な気持ちになったねぇ。もちろん褒め言葉やけど。
非を認める者も認めない者も、そもそも非はないと言う者も、みんな「保身」なんだと思う。そして、もしかしたら非を探す者もそうすることで自分を守ってるのかな?誰かを非難すれば落ち着くみたいな。
非にすら気づいてない人間もいたけどね。
きっとそれぞれが満足するところにはいかないんやろね。
ただ、作品そのものの狙いなのか、誰もが小さな罪を犯してて、そうして世界は回ってる、それを良しとする流れはちょっと切なかった。最後にゴミを捨てた場面とかね。なんとなくハッピーエンドのような雰囲気が出てたけど、ある意味救いようのないラストなんやないかなぁ。
綺麗事を言うようだけど、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」は轢かれてからじゃ遅い。そんな悪い印象が残った。