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1917 命をかけた伝令のMayumiMのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.4
全編ワンカットに見えるように密着して追い掛ける(Wikipediaより)構成が特徴というコトだけどもが、結局のトコロ、正味1日の間の伝令行なので、どうしたって命じられた兵士視点でしか構成が利かないというだけの話でしたね(笑)。イヤむしろ、文字通りのワンカットじゃなくてよかったけど。
ともあれ、次から次へと死亡フラグが立ちまくった方が生き延びるというのが戦場あるある感漂ってて現実味が高かった割には、アトラクション化でも目指してるのかといわんばかりの展開はコンバットゲームのような。特に水の代わりに水筒に牛乳を入れておいたら赤ん坊に遭遇したとか、事実は小説より奇なりということでしょうかそうでしょうね(笑)。
とにもかくにも、塹壕の造り方に国民性が見えた気がするそんな一作ながら、アドルフ青年もこんな状況を経験してある種の特権意識を培っちゃったのかな……なんてコトを考えてしまったり。

むしろ、ベネディクト・カンバーバッチの使い方が効果的過ぎて変な声出た(笑)。
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