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1917 命をかけた伝令のmiのネタバレレビュー・内容・結末

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ワンカットのように撮影されたシーンの数々は臨場感や迫力が凄い!!撮影方法ばかり注目されがちだけど、その他にも見所が沢山ある。ロケーションや美術、音楽もめちゃくちゃ良くて、最高!凄いとは聞いてたけど、こんなに凄いなんて聞いてない(笑)かなり好みの作品でした。

キャストは豪華だけど、一際目を引くのは誠実で勇敢なジョージマッケイ。他のキャストはインパクトはあるけど、出演時間からするとおまけみたいな感じに思える。監督のコメントにジョージマッケイは古風なタイプと書いてあったが、確かに今の時代には珍しい。使命を終え、大木に背を預け、草原に座り込むシーンは冒頭のシーンを思い出す。これからも頑張ってくれ〜!

破壊された街が暗闇の中、照明弾で神殿のように浮かび上がるのがアートみたいで素敵だった。あと滝から落ちて、川を力なく下る部分はミレーのオフィーリアのオマージュのようだった。個人的に印象が強かったシーンはこの二つ。困難で死と隣り合わせで走り抜けないといけないのに、全てのカットが美しい。
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