ラーチャえだまめ

1917 命をかけた伝令のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.5
『もはや草(FPS)超えて森(POV)』




“繋ぎ目”のない映像体験は今に始まったわけではありませんが、なんだろうな、これを戦争映画でやると……任務を受けるところから「さあでは行くぞ」って流れがとっても“ゲーム”っぽい。もっと言うと「バトルフィールド」や「コールオブデューティー」みたいな戦争ゲームの、いわばムービーからそのまま直結してプレイ出来るみたいな













FPS(一人称視点シューティング)ゲームみたいなノリ






だなー、そんな印象なんですよね。いや別に悪くはない、悪くはないのですが“プレイする映画”の如くウィリアムとトムが行く先々でトライしなければならない関門という名の「ステージ」を一つ一つ「クリア」して行く感じで映画が進むんですよね。その辺も含めて想像以上にとってもゲーム的な映画だな、いやと言うか今流行の“POVショット(主観ショット)”的とも言いますよね。


そしてこの映画の半分以上が撮影監督である“ロジャー・ディーキンスによる功績があまりにも大きい”いや個人的には「スカイフォール」でもタッグを組んだ監督のサム・メンデス以上だと思いましたね。まさにこのロジャー・ディーキンス監督じゃなければ“撮れない”ような、IMAXギガ対応の超ハイスペックな“映像世界”、「え、これ本当に地球?」という発煙筒から映し出される世界、それが崩壊した瓦礫の山さえ“異世界”じみて見えてくる、まるで地球ではないどこか遠い遠い遥か彼方の別の惑星で撮られたような、そんな錯覚に囚われてしまうとても幻想的なワンシーン。いやぁ〜このシーンはこれまた別の惑星に到着した際に流れるみたいな壮大なBGMと共に画面に映し出された時はマジでマインドが唸ったよな……




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