すいか

1917 命をかけた伝令のすいかのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.8
全編ワンカットという興味しか湧かない予告編を観て本当に楽しみにしていた本作。
第一次世界大戦の真っ只中の1917年、西部戦線におけるある1日を、兵士2人を中心に描いた物語である。

確かな情報もないままに敵地を抜けて他部隊に伝令を伝えるという、まさに命をかけた任務。冒頭数分で、どうやって撮影してるんだとか、そういうことは忘れてひたすら作品に没入した。
一瞬たりとも見逃したくない、過酷なミッションに挑んだ2人の息づかい、流れる緊迫感、湿度、温度、痛みを感じたい。同じ景色を、同じ目線で見たい。
こんなふうに、丸ごと身を委ねて鑑賞できる作品にはそうそう出会えないだろう。
リアルタイムで映画館で鑑賞できたことに感謝!
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