Ayakashd

1917 命をかけた伝令のAyakashdのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.8
いやーーーー…!IMAXとこのVFXまじですごい…けど…心臓と自律神経に悪いなww 最初の砲撃何発かでビクゥゥゥーーーッてなったけど、誰も気がつかないくらい砲撃の衝撃が凄かったwww
もうディズニーランドとかUSJいらなくなんねぇ?と思うくらい、体感型映画だった…アトラクションとして成立する。が、この題材では暗すぎるっていう笑。

圧倒的没入感、という宣伝文句に嘘はない。

それにしてもこの撮影プランまじで超絶複雑だよねたぶん…ワンカット風編集の流れるような美しさも、全景を壮大に捉えたかと思えば時に足元に寄り、前景の死者やネズミにフォーカスして見せたり…ラストカットの木とか、何回リハしたよ?と思った。合成だってりしてw

ワンカット風であることで、ここまで観客の視点まで操る仕立てになっているとは。わたしゲーマーじゃないんだけど、視点の置き所を誘導する感じがゲームっぽいなと思った。ゲームの没入感ってこういうことなんだろうね。

人間ドラマの方はやや時間軸比で言うと好都合感もあったけど、それでも、ラストにかけてのエモーショナルな盛り上がりにはグッときた。川、森、死体、兵士、歌…あの壮大さにはやられた。

しかしトメイ・バラシオンがこんなに大きな青年に成長していたとは!!わたしは生きていける、はじまりへの旅でも印象的だったジョージ・マッケイもナイス。

アンドリュー・スコット、バッチ様、リチャード・マッデン、マーク・ストロング、コリン・ファースの印象的な登場…!リアリティ、重厚感、ヒューマニティ、あの短い出演時間なのに彼らの存在のおかげですべて厚みが増していた。最高。大好き。全員登場の仕方かっこよすぎだろー!!!大満足。

いやー。我を忘れたわ。

個人的にドイツの塹壕の精密度合いがツボだった。ドイツ人らしい、んだろうねきっとー。美術が緻密なリサーチに基づいていたのが本当によくわかる塹壕だった。素晴らしい!!
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