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1917 命をかけた伝令のtetsu3のレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.5
苦しい。
呼吸が詰まる。

観るつもりはなかったんだ。
WWⅠの戦場を、伝令として任務を果たすために進む、それだけの話だから。

・ ・ ・ ・ ・

なんのために進むのか。
最初は1つの目的が2つに変わる。
共有することはできなくなった。

乗り越えるは、
塹壕。瓦礫。薬莢。死体。
打ち勝つのは、
敵兵。恐れ。痛み。疲労。
降り注ぐのは、
銃弾。石礫。 … 桜の花弁。

進む。進む。越える。走る。進む。 進む。

・ ・ ・ ・ ・

最後まで苦しかった。
呼吸が止まりそうだった。


2つの"伝令"を成し遂げた姿を見届けた。
ただただ"任務"を果たすために進み続けた
それだけの姿を。
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