ニクガタナ

1917 命をかけた伝令のニクガタナのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.7
圧倒的。どこで繋いで1カットに見せてるのか見抜いてやる!とか下らないこと考えながら観始めたが、やがてそんなことどうでも良くなる。常に死と隣合わせな第一次世界大戦イギリス対ドイツの最前線。どこで撮ったものやらロケーションも美術も衣装もどえらいリアリティ。間違っても戦争かっこいいとはならないように作ってあって死ぬも殺すもアホみたいに呆気なく、戦争の馬鹿馬鹿しさと恐ろしさをとんでもない没入感を伴って見せつけられる。馬、牛、人の死体が山盛りで死臭が漂ってきそう。それにたかるどう見ても本物のネズミやカラスを見事に捕えててどうやって撮ってんのかなぁ。川を流されるシーンもたまげた。1カットだろうがそうでなかろうが十分凄い撮影技術。気の遠くなるような計算と準備を思うと頭が下がる。イギリスの名優集めた納得のキャスティング。半端なく体を張ったジョン・マッケイがカッケー。マーク・ストロングだーい好き。コリン・ファースどこに?劇場からの帰り道はやたら歩幅が広くなった。本作が少しでも今後の戦争の抑止力になることを願う。