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1917 命をかけた伝令のmoyoのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.9
凄まじい臨場感とリアルさ。
アポカリプト以来に心臓が走った。
迷っているなら絶対に映画館で観るべき。

ワンカット風という言葉に興味を惹かれ鑑賞。

ワンカット風、とても新鮮でした。
しかし!
正直に言うとあまりハマらなかった!
嫌いではないけど、やっぱりカット割りでテンポよくしてくれたほうが好みかなー。
そう、シーンの切り替わりがないため少しテンポ悪く感じでしまったのです。
それこそがリアルなんですが、やっぱりカット割りも大事だなーと再認識するという謎の感想。

あと少しストーリー性が薄く感じました。
これもワンカット風であるための弊害だけど、やっぱり裏のストーリーとか伏線とか作りにくい。
それとちょっと残念だったのが、前半のあのシーンで〇〇されず最後まで〇〇だったら、途中の展開がもっと面白く、かつ感情移入もできた思うんだけどなぁ。

なんかマイナスばかり書いてますけど、凄い映画ではありましたよ。
臨場感とリアルさは確かで、
ワンカットがために自分もそこにいる様な臨場感。
例えば敵がなにをやっているのか、なにをやってくるのかわからないというリアルな緊迫感はまさに体感のレベルでした。
他にもワンカット風による恩恵は色々あったのも確か。


細かいところのネタバレを知っているとビックリとかドキドキとかしないと思うので、
忘れたころにもう一回観たいですね。
(前半のあのシーンは本当に飛び上がりそうになった!)
正直ストーリーよりもワンカットのリアルさによる、それらの体感が醍醐味の映画だと思います。
(だからこそ映画館がおすすめ)


最後に。
カンバーバッチがでてきたときに(カンバーバッチきたーっ!)って、イミテーションゲーム以来すっかりファンになってました。笑
エジソンズゲーム観に行きたいなぁ。
ちょっとB級っぽいけど…。
(って、また“〜ゲーム”笑)


-----------やっぱりこれだけ言わせて下さい(ちょいネタバレ)-----------


①前半であの人を〇〇した監督の意図がよくわからない(なぜその前にあの人があの行動を取ったのかもよくわからないけど)。
どうにも撮影や費用、労力削減のためと思ってしまった。
やはりワンカットだから仕方ないのか。
せめて友情要素をもっと入れたらストーリーの足りなさも埋められたのになぁと思う。

②急いでる割にはちょっと寄り道というかゆっくりしすぎな気が…。
もっと走りつづけるのかと思った。
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