アネモネ

1917 命をかけた伝令のアネモネのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.0
私はジョージマッケイ君の出てる映画=良い映画
と決めつける傾向があります。
例を挙げたらキリはないけど、パレードへようこそもはじまりへの旅もマローボーン家の掟も彼の表現する心の葛藤や苦悩は、観ているこちらも胸を締め付けられ、一緒に考えさせられたりします。
きっと役作りにストイックなんだろなー、とか想像したり。



この贔屓目感覚で、まずは今回も素晴らしかったです!
最初、任命で一人間らしい戸惑いを見せつつ、音楽と共にあれよあれよと突き進むしかなくなる姿。
そこから決して個人的な感情を出さず任務のみを考える姿。
突如1人で背負った大きな責任を、
狂気にも近い精神状態でまっとうしようと必死に突き進む姿。
もうそれだけで涙が…。

ましてラストで明かされる胸ポケットの中身、
赤ちゃんを見ても自分の心を出さないところ、
そして友を想う気持ち。
トムホランド君だったらもっと万人受けする人間味溢れた親近感ある人物になっていたと思うけど、
私は自分の信念を信じて突き進む姿はジョージマッケイ君がぴったりだったと思います。
だって戦場の真っ只中に居たらきっとスコフィールドのような極限状態だったと思うのです。
それを巧く表現していたと。
だから泣けてしょうがなかったです。
もうこれ以上ジョージマッケイ君が辛い思いをしないで欲しい!←役なのに


と言いつつ、
IMAXで観たので臨場感は倍増でしたが、
逆にとにかく凄いカメラワークにばかり気を取られ、中々集中出来ず。。
一体どうやって撮影しるの!?と、そこに目が取られたので、もう一度ちゃんと観たい気もします。

スコフィールド君が家族の元に帰れた事を信じて…。
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