茉

1917 命をかけた伝令の茉のレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.2
極限の状態でも人間愛を大事にするトム、そんなトムはドイツ兵によって殺されてしまうが、戦場での優先順位や常に危険とは隣り合わせである事を心得ていてるベテランのウィルは生き残る。

正直、エクーストでの女性と出会うシーンや川に流された時に桜の花びらを見つけて一息ついているシーンやイギリスの故郷の唄を聴いて心ここにあらずな状態の時等等では、情緒的になり過ぎていてないか?戦地という事を忘れてはいないか?と思ったりもしました。
ただ、情緒的なシーンを残す事で史実には書かれていないような『人間味』を持たせる事が出来、映画がよりリアルに感じられるとも取れるなあと思ったり。

※ ネタバレ要素が強いです。すみません。
奇跡が重なった辺り映画だなとも思いました。
もし、あのままトラックに乗っていたら、ドイツ軍の襲撃に遭っていたかもしれないし、エクーストで女性とあった時に女性に殺される又は赤ちゃんの声を聞きつけてドイツ兵が襲いに来るとか、冷たい川の中で体温が奪われそのまま溺死していたかもしれないし、森に着いて大佐のところに向かう際、戦争を続けていたい軍曹とか指揮官の立場の人達に通せんぼされるかもしれないし、大佐が戦争をする事にしか興味がない人だったら、ウィルから一報をうけたとしてもあ、電報の内容もウィルの話も信用せずウィルを殺して聞かなかった事にするかもしれない…。
長々とすみません。
茉