ku

1917 命をかけた伝令のkuのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.2
今作は、第1次世界大戦を舞台にした戦争ドラマです。

内容は、第1次世界大戦が始まってから、およそ3年が経過した1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が西部戦線で対峙する中、イギリス軍兵士のスコフィールドとブレイクに、ドイツ軍を追撃しているマッケンジー大佐の部隊に作戦の中止を知らせる命令が下される。部隊の行く先には要塞化されたドイツ軍の陣地と大規模な砲兵隊が待ち構えていた......というもの。

今作は、たった2人で最前線にいるマッケンジー大佐の元へと向かう道のりを、全編を通してワンカットに見える映像で作られているのが凄かったです。終始カットされていると思う場面は一切なく、本当に2時間ワンカットで撮影されたかのようでした☺️

ワンカットのような映像によって、スコフィールドとブレイクの行動にリアリティが増し、本当に戦時中に撮ったかのようなクオリティになっていました。

この戦場にいるかのような臨場感と、いつ敵の攻撃が来るか分からない、予測不可能な緊張感には非常に圧倒されました😨

また、マッケンジー大佐役を演じる、ベネディクト・カンバーバッチのオーラにも痺れました。出演時間としては数分なので短いですが、大佐という階級なので、一回一回発する言葉に重みがあり、責任感や重圧が見て取れるのも良かったです😊

この、戦場の過酷さや忙しさをワンカットのような映像で見せるという、斬新な手法で製作された今作。無事にマッケンジー大佐へと伝令を届けることはできるのか、それまでの命をかけた道中では何が起こるのか。気になる方はぜひ見てみてください🤗
ku

ku