Yu

カトリックスクールの怪異のYuのレビュー・感想・評価

カトリックスクールの怪異(2018年製作の映画)
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死んだ女の子の霊がめちゃめちゃ可愛い

霊感持ちの先生が死にまくる少女達の霊と交信して学校が隠している虐待の秘密を探る、フィリピン産ホラームービー。
普通に自分には怖すぎたので途中でヴァン・ダムの股割り映像を2回はさみ、どうにか完走しました、

アジアでよく見る殴っても倒せないタイプの霊は本当に怖いからキツイです、
元凶を生んでしまった大人たちの信仰への甘えは見ててめちゃめちゃきつかった、

この映画のテーマにもなっているキリストの「見えないものを信じる幸い」って言葉の強さが強すぎて、信仰って本当に何なんだって余計なことに頭が働きまくる、
だから全部のジャブが不意打ちクリーンヒットして脳みその恐怖ゲージがモリモリ上がる。
最終的にはソファの後ろに人の気配をバチバチに感じるようになって今でも振り向けないですね、どうしようかな、、

そんな「見えないものを〜」を1番実行しているのが主人公が1番そこに近いはずなのに排他的な思考が蔓延してて最悪な気持ちになります、

そんな様子が、ただムカつくじゃなくて、ドス黒い感情が出てきて胃がキリキリしました、あー最悪だなぁ、

死んだ女の子達のフラッシュバックも見ててキツいのがたくさんあった、
すげー怖かったのがシスターが紐を引っ張って女の子の首が吊り上げてくやつ、
終わったあとにそのシーンが何を意味してたのかよく考えてみると信仰や神をいじめのツールとして使う幼稚な悪意に吐き気を感じました、

そもそも、学校の廊下を黒髪ブレザー少女が歩いているだけでめちゃめちゃ怖いのに、それ以上を上乗せしていくから、雰囲気になれるまでは変な汗がダラダラでした、

「血が出るなら殺せるはずだ」なんて筋肉の格言があるわけだけど、すでに血が出まくってる奴らにはどうすればいいんでしょうかね、久々に死ぬほど怖いやつを見ました、、

ラストは完全にボーナスステージで見事にぶん殴られた気分です、
これで終わってハッピーバンザイで終わるホラー映画なんて違いますもんね、甘かった、最悪だ、今宵は寝むれないでしょう。
Yu

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