ぱぷりー

マーティン・エデンのぱぷりーのネタバレレビュー・内容・結末

マーティン・エデン(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

教育を受けられなかったエデン
生きるために働き、夜はダンスを楽しみ女と寝る
そんな生活の中で裕福な家庭に生まれたエレナと出会う
彼女の家で見つけた本とその彼女に恋に落ちたエデンは、本を読み漁り、教育が如何に大切か彼女から教えられ、作家を目指す

雑誌掲載を夢見て原稿を送る日々
独学で昔学べなかった色々なことを学ぶエデンからは希望が溢れている感じがした
しかし、自分の思いを外部に広めるための語弊力を身につけたエデンは他と一味違った スト集会で自分の思いをぶつけるエデンや彼女の家族に資本主義に隠された社会主義を説くエデン 彼が言いたいことは貧困層を自身らの生活から隠したい富裕層には届かないのか、と諦めの気持ちになった

そんなこんなで彼女と別れ、お世話になった田舎の下宿から離れる準備をするエデンのもとに一枚の薄い手紙が そのからいきなり時間が進み、作家として成功したエデンに様変わり そこの時代の進み具合に理解するの時間がかかった

エデンが世間でいう富裕層の住人になった訳だが、エデンの思想と社会が噛み合ってない この何処にも属せないエデンの破滅が見ていて悲しくなった