ぶん

マーティン・エデンのぶんのレビュー・感想・評価

マーティン・エデン(2019年製作の映画)
3.8
ほほう、なかなか良い雰囲気である。
真面目くさい作品ではあるが取っ付きやすくて観やすい。
貧困労働者がブルジョアのお嬢さんに恋をして、彼らの地位に近づきたくて作家を目指す。小学校4年生からの教育が必要だと彼らに言われても素直に頑張る主人公マーティンは何と真面目なんだ!ホント健気。いつか自分も教養を身につけて金持ちになれば彼らの仲間になれると信じ、夢多き恋の始まりで意気揚々だったのに。
しかし現実はそう簡単ではないんですねぇ。確かに金も名声も得られたはずなのに、恋人エレナに対するだけでなく色んなものに対する幻滅が彼を奈落の底に落としてしまったんです。そして最悪なのは自分に対しても幻滅してしまったこと。あ〜切ないです。
ラストの自分の幻影。あの頃の自分が一番美しかったと、懐かしさと戻れない後悔みたいなものに切なさを感じせざるを得ないです😢