マーティン・エデンの作品情報・感想・評価

上映館(10館)

マーティン・エデン2019年製作の映画)

Martin Eden

上映日:2020年09月18日

製作国:

上映時間:129分

ジャンル:

あらすじ

「マーティン・エデン」に投稿された感想・評価

shogo

shogoの感想・評価

4.0
原作「マーティン・イーデン」と比較しても遜色ない佳作。ジャック・ロンドンの世界観を崩さずに色付けしてある。

フィルムの質感、ナポリのロケーション、脚本とルカ・マリネッリ演じるマーティンが見事に融合していて記憶に残る印象的な作品だった。
K0

K0の感想・評価

4.3
希望と絶望の青春。
彼は何を求めていたのか。
何になりたかったのだろうか。

ルカ・マリネッリの存在感とクローズなカメラワーク、場違いなほど明るいシャンソン、所々に挟まれる民衆のフィルムが印象的。
教養がない船乗り、というには溢れ出る品の良さ。
目指した地位にたどり着くも、愛した人も大事な人もなくして荒んでいく姿は辛いものがある。映像が一昔前のフィルム感を出していたのもあって、現実と回想と妄想の狭間で文学の世界ような不思議な世界感だった。
完全なるルカさん目当てだったけど、あの人の目見てると吸い込まれそうでステキです。
ゆ

ゆの感想・評価

4.0
知識は世界を照らすが、照らされた世界が美しいとは限らない。
常に無知だと知れ。そしてその無知を許さずに生きなければならない。


エンディングに関しては、何も知らなかったかつての自分に戻りたいということなのだろうなと解釈した。ただひたすらに海にいたあの頃に。
このままだとマーティンは学歴コンプ拗らせイキリ成金だけど、この認識でええんか?もっと大事な事あるんとちゃうか?とド突きそうになる。語らないと言うより言葉足らずでフワフワしてる。マーティンエデンという人物を知るにあたり核となる部分が欠落してる。普通の恋愛自伝映画にして置くには勿体ないのにな。

「シチューをパンで、貧困を教育で救える。」
救えていないのが現代なんて言うのは野暮だが結局、教育は親の経済資本、文化資本を子に再生産する機関にしかなり得なかった。『ディスタンクシオン』を彼に優しく読み聞かせたい。思想スピーチが漢字の弾幕すぎてそもそもマーティンがなんて言ってたのかよくわからなかったけども。こればかりは仕方ない。翻訳と私のCPUどちらも限界。
教養と人生の豊かさは別…
Millie

Millieの感想・評価

-
ルカさんかっこいい……そして演技に圧倒された
時代背景や政治についてが難しくて途中混乱したけど、映画の雰囲気とか音楽とかセリフがものすごく好きだった
もっと勉強してから改めて見たいな…!最高でした
mh

mhの感想・評価

4.4
アメリカの作家の半生をイタリアにしたそうだが、アメリカだったら見なかったかも知れないので、私的には返ってよかった。

イタリアの田舎町の風景も良かったし、何しろ主演のマーティン・エデン役のルカマリネッリがすごく良かった。

前半は夢に向かって行く情熱的な姿が煌めいていてとにかく美しい。
しかし後半はまるで別人のような変わり様に驚いた。
その演技が素晴らしかった。

映像も美しく、演出も良く、演技も良い。
10年後20年後にこの作品を観ても色褪せない作品だと思った。

機会があれば是非観て欲しい作品です。
「牢獄でも鍵さえ見つければ家 鍵は愛だ」
が何故か一番記憶に残っている

『オールドガード』でルカさんを知りルカさん目当てで鑑賞
全く学のないマーティン・エデンがエレナのために努力して努力して努力するお話
不釣り合いな‍恋はどうしたって最後実ることは無いのかな…
最近観ていたドラマの「大恋愛を経験したあとはもう壊れる以前の姿に完全に戻ることは無い」みたいなセリフが頭チラついてた
エレナが手紙で「あなたの可愛いエレナ」みたいなこと自分で言っててちゃんと愛されてる実感のある女性ってこんなに自信たっぷりになれるんだなぁと羨ましかった…

小学生レベルの文法、一般教養から独学であそこまで政治や経済を語れるほどに這い上がるなんてどれだけの努力をしたのか
ものすごい根性だしこれが実話なのが余計にすごい
『野生の呼び声』と同じ人だと知ってこちらも観たかった作品だし原作も読みたくなりました

急にマーティンが大豪邸に住んでて あれ、どっか見逃したか? と思った
これまでとは手の平を返すように周囲が持て囃し始めたらそりゃあ誰だって人間不信になって心荒むよね
エレナも過去拒絶しておきながらどういう神経で会いに来たのかと思う
明るくてユニークだったマーティンの目が落ち窪んでしまったのが悲しかったけれどマリア一家と彼の繋がりに少しだけ心癒された
時折挟まれる歴史資料のような映像の効果はよく分からなかったけどそれによってなんだか不思議な構成になっていたなぁ
ましろ

ましろの感想・評価

4.6
素晴らしい作品だった。
エレナがとても美しい。誰かに似てるなぁと思って、でも思い出せなくて暫く経った今思い出した。TWICEのミナだわ。マーティンに捨てられた後は私が頂きたい。

独学で学ぶマーティンと教養のあるエレナとの恋が非現実的で幻想のように美しい。叶わない恋だとお互いどこか分かっているようで不完全燃焼な関係。

マリアとの暮らした時間が1番心穏やかで、たとえ貧しくとも心はつねに言葉の創造に溢れていて、マーティンが初めて雑誌掲載が決まったシーンが胸に刺さる。

希望を持って志す過程が1番希望に溢れているように見えた。名誉も富も手に入ったマーティンは無気力で、何も望まない、抜け殻のようで哀愁を覚える。
成功を手にしてしまうことは、全ての終わりであり、自分自身との解離。

エンドロールの漣の音が忘れられない。
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