愚考いたしますに、ジャンと目が合った瞬間、息子の喪失は彼とヨロシクやるための物語になったんだと思うよ。
「再生」というあらすじの表現がどうも上滑りしているように感じて。別により正しいらしい解釈を開陳したいわけでもないし定義を嫌う作りなのでムキになってもしょうがない。だけどエレナの「哀悼」の内実はこちらにはさほど呈示されずそのためにどこまでも記号的なので、歪な愛の発露に対するカバーストーリーとして見ることも許されてるように思う。まぁそんな風に観ちゃうとめっちゃ感心できないんだけど。ある種のオルタナティブを追うことは好きにすればいいのだけど描き手がこの愛にどこまで責任持ってんのかうっすら疑い持ちながらは観たくなかったよ。あとはやっぱり長回し好きじゃないな。