平凡な高校生ミラ。電車に乗ろうとしたところジャンキーな青年モーゼスに「お金貸して」と言われ、色々話して恋に落ちる。絶対落ちる。モーゼスの笑顔を見たのなら。モーゼス役のトビーは最高。
ミラはヴァイオリンを習っているが、イマイチ調子が出ない。
でも彼女にとって音楽は全て。
親に勘当されてるモーゼは行くあてがなくミラの家に転がり込む。
ミラの両親は2人とも精神不安定な上、何処の馬の骨とも分からない青年を娘が愛し、目の前でイチャつく姿を見ていい気はしない。
そんな日常を、日記のように断片的に繋げたストーリー。
主要な登場人物のちょっとした仕草や表情だけで感情が読み取れる。胸が締め付けられる名作である。