りょう

異端の鳥のりょうのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.0
第二次大戦中、疎開したが一人になり家に帰るため彷徨う少年が落ち着いた先々でひどい目に合うという

退場者続出の意味が分からん
私にとっては「アレックス」や「カティンの森」の方が厳しい映像だったが
直接的な描写は一切無いので退場する程じゃない
只、少年の目の前で繰り広げられる大人達の愚行、これが現実で昔はとか戦争中は大変でしたねで終わる話じゃないってのがキツイ
明らかに最初と終わりで少年の眼の光が違うのが怖い
10代にもなってない少年にあんなことすればそうなるだろう
タイトルの通り見た目が違えば差別に合う
動物の場合は食物連鎖の世界だろうけど、しょうがないなんて言いたくない
人間なんだから
でも結局、人間はどんなに歴史を重ねても過去から学べるのに変わらないよな

映像は本当に綺麗でしたが、ちょっと長過ぎません?
少年に光が指す終わり方だったのがまだ救い
りょう

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