1800本目の反省から観たらなるべくすぐに書くようにしたいな😅
昨日、本作がアマプラにあるのに気が付き
「これだけは一気に集中して観なければ!」と、早朝4時から、トイレ休憩を入れて、一気に家族が起きる前に観ました!
よく、頑張りました!達成感のある映画鑑賞でした!💪
いやあ、、凄かった💦
鑑賞後にネットを眺めると、
「途中退席続出!」とか
「胸糞映画ナンバーワン!」とかの
センセーショナルな言葉が踊っていたけど、、
さもありなん。(これが元に喧嘩しちゃったカップルとかいなかったかな、、、)
キツイよなあ、
主人公が虐められる映画は数多いが、
この映画は、169分の殆どが虐めシーン
次から次、殆どの人が主人公の少年を虐め
苦しめていく。
終わりのない、暴力と受難の旅。
これほど惨く、辛いロードムービーはかつてない。
ただ、辛く、胸糞なシーンが続くんだけど、
少年が関わってきた人の名前で分かれたチャプターは、映画に変化とスピード感を与え、長尺な割には、見易い。
それに、一部を除いて、どこの国の人たちなのかを明らかにしない見せ方のため、
寓話的に感じてしまったのも、耐えられた理由かもしれない。
そう、これは耐える映画。少年と共に耐える映画なのだと思う。
戦時下という特別な時間にあることだけではなく、私たちが陥る、陥りやすい、差別の大元がここにあった。
民族や性別や国に対する個々の差別というより、まさにこのタイトルが語る
「異端」への攻撃、差別なのである。
恐ろしいシーンが次々出てくる。
カラスのシーン、ネコのシーン、
そして、ヤギのシーン(こう並べると
可愛い映画みたい😅)は、
ほんとに怖かった💦→僕的には、「女神の継承」の数倍怖い、、
色をつけた鳥を飛ばすシーンも怖いね
まさに、「異端」の排除。
少年の命を守ったのがロシア兵というあたりも、今観ると、皮肉で逆に実に怖い💦
戦争の惨禍に最初に手を差し伸べたのがロシア(ソ連)だったという皮肉も効いていると思った。
私たちはなぜ、「異端」を排除してしまうのだろうか。
戦時下ではない今の我が国でも、ネット上では、「○○人は!」など、民族や国民や
思想を一括りにした罵詈雑言が溢れている。
「あいつは悪魔だ!」
「ユダヤ人はやっぱり、、」と
本作でも度々出てくる決め付けから生まれる暴力や差別。
苦しく、酷い160分の旅の終わりに、
この映画は、そんな「異端」への攻撃を
しない、明日への希望を、
ラストシーン、バスの窓に示してくれる。
見事な、映画史に残るラストシーンだ!
朝7時に観終わって、ちょっと寝ました。
今日は、これを観て、今書いて、もう
おしまい😃
良い映画を観た満足度に満ちた真夏の1日だった。