かささぎ

異端の鳥のかささぎのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
-
・原作を読まずに鑑賞。痛い・辛い・怖い三拍子揃った世界は決してフィクションではないだろう。黒魔術ババア、目玉くり抜きオヤジ、ガチでやばいやつ…どこ行っても狂った連中ばかり。そして彼は次第にやられたらやりかえすことを覚えていく。倍返しが10倍返しに、10倍返しが1兆倍返しに。狂った人間性が支配したある時代と、さらにその下に地獄のように広がる個人史を、我々は「異端」、ペインティッドバードたる彼の目を借りて体験することとなる。
・次第に感情を失っていく表情、見事だった。しかし辛い映画だった。心の中で「痛い痛い痛い」を連呼。とはいえ、一見の価値あり。
かささぎ

かささぎ