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秘密への招待状のdecapのレビュー・感想・評価

秘密への招待状(2019年製作の映画)
3.3
スサンネ・ビアの『アフター・ウェディング』のハリウッドリメイク。
邦題でネタバレしてしまっているが、ある結婚式への招待により、人生の精算や自身の生きる理由に向き合わざるを得なくなる小品。
スサンネ・ビア版からメインキャラクターの性別が逆になることで、この問題への向き合い方の意味が変わってくる。
どちらにせよ生きることの身勝手さにどれだけ向き合えるのか、という話なのだが、途中のジュリアンムーアの叫びに集約されてしまい、スサンネ・ビア版とはまるで違う印象を得て、ラストの決断もなんともあっけなく感じてしまう。
鳥の巣というアイテムや贖罪としての生き方、あらゆる決断の余韻をいくらでも描けただろうに、金という力の強大さばかりが目についてしまったのは残念
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