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一人っ子の国のmimotoxmimotoのレビュー・感想・評価

一人っ子の国(2019年製作の映画)
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国の政策が人間の尊厳を踏み躙って、人生をめちゃくちゃにする。

小学生の頃に社会の勉強で、中国では一人っ子政策をしていると習った。けれど、その政策に対する批判は、先生の口からは出なかった。先生はわたしたちに教えるべきだった。この政策は非人道的で許されるべきものではないと。「一人っ子政策」という言葉を覚えるよりも、人権を無視した政策には反対すべきということを知る方が大切だった。

政策だから仕方ない。政策は政策。国民は従うしかない。

Fu*k you!!!!!!

愚かな政策によって日々国力が減退していく日本に住んでいるから、他人事ではない。どこの国でも、いつの時代でも、国の愚策によって人生を奪われ生活をめちゃくちゃにされるのは、その国で生きる市民だ。

従ってばかりだと、結果に責任を持てなくなるってナレーションが、痛かった。
わたしは、未来に対して責任がある。子どもたちが大人になったときに暮らしやすい社会であるよう、今行動する責任がある。
このままではきっと、わたしも結果に責任を持たない老人になってしまう。
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