山田リンゴ

一人っ子の国の山田リンゴのレビュー・感想・評価

一人っ子の国(2019年製作の映画)
3.9
「一人っ子政策」衝撃の事実。

強制堕胎・不妊手術。
取り出した胎児は廃棄物として投棄。
全裸で逃げる妊婦も居た。

「つかむトコ無いから(笑)アレは流石に無理だった(笑)」
笑って言うナ

産んだは良いが望まない性別により
市場に棄てられ
誰にも拾われず
虫がたかり
ひっそりと朽ちていった赤子達。

いつの日からか行き場の無い赤子達を
仲介し売買。
拾った場所や産まれた日を偽造。
身元が分からない子供は数え切れない程存在する。

行き過ぎた政策のせいで
老人を支える若者が激減。
今度は「二人っ子政策」スタート。


凄く良く出来たドキュメンタリーなんですが
恥ずかしながら所々理解出来ない部分があり
「100日間出産ゼロ運動」
の記事と合わせて鑑賞しました。

性別関係無く産めて
育てられる事がこんなに幸せだと思った事は無いです。。

ただ、人口増加を止める他の良策があったかと聞かれたら答えられない。

インタビュー受けた方々の表情が皆同じ。

「仕方無かった。他に方法が無かった。」