このレビューはネタバレを含みます
最初のニコールが弁護士に心情を吐露する長回しと、後半チャーリーが歌で心情を吐露する長回しの対比が面白い。
もう、爆発してしまっていたニコールと、色々離婚に関することを経験した後に気持ちが爆発してしまう(ように自分は見えた)という比較が面白い。
あらゆることが対比として表現されているが、上記のことが印象に残った。
ちょっとした行動が人となりを表現したり、観客が何気なく目撃したことが後半の笑いに繋がっていったりと映画的な仕掛けがとにかく楽しいし凄い。
序盤の書類をめぐるシーンはお気に入り。
だが、個人的はもっと傷つくこともできたし、エモーショナルに振り切れないのだろうかと疑問な部分も。
自分がカサヴェテスとかと比べすぎているのかもしれない。