意外とあまり観たことがなかった離婚を題材に扱った映画。恋愛映画もそうだけど、個人的な感情や価値観に左右されるんもんだなという印象の映画だった。
舞台演出家で夫のチャーリーと女優の妻ニコールは、夫婦生活におけるすれ違いから離婚を決断し準備を進め始める。円満に終わらせるはずの離婚手続きであったが、積年の不満が手続きを進めるにつれ溢れ、拗れていく…
少し妻ニコールが良く描き過ぎてるような印象もあるが、逆に賢く手続きを踏んでいく姿がズルさも含んでいてバランス良く描けていた。
スカヨハの名演技もあってかニコールの感情表現が女性目線に偏らないようになっていた。
とにもかくにも一度愛し合った夫婦だからこそ、夫婦間のことは他人が面倒にさせることはよくわかった。