"I'll never stop loving him, even though it doesn't make sense anymore"
2019年アカデミー賞にもノミネートされたNetflixオリジナル作品である本作は、離婚協定中の夫婦の物語。
「ブラック・ウィドウ」のスカーレット・ヨハンソン、「スターウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーが主演。
上手くいっていた結婚生活はすでに過去となった。女優のニコルと舞台監督のチャーリーの関係は悪化し、ついにニコルが離婚協議へと踏み込んだ。1人息子のヘンリーの親権も絡み、お互いの感情は徐々に爆発していく。愛し合っていたはずの2人がお互いを踏みつけ合うようにして裁判を進めていくが。。。。
この物語の面白いところは、離婚協議というものが2人の関係をさらに険悪なものにし兼ねないことを露呈していて、それまで抑えていたお互いの感情が物語が進むにつれて爆発していくけれど、お互いが夫婦であることを印象付けるカットが散りばめられている所。
例えば、離婚協議中でもニコルがチャーリーの髪を切ってあげたり、食べ物のオーダーを決められないチャーリーを見兼ねて彼の好きそうなものを頼んであげるニコルや、ラストシーンではニコルがチャーリーの靴紐を結んであげたり。
終盤、感情を剥き出しにしてお互いの思っている事、思っていた事を全身で伝えあうシーンがとても印象的。
あと、アダム・ドライバーがこんなに歌上手いとは知らなかった。笑笑