うーん、これ、なんでこんなに評価高いの?離婚の危機にある夫婦が愛を見つめ直すような心温まる話を期待して観たら、離婚の辛さを心が痛くなるようなリアルな会話劇でひたすら描くだけで、救いもなく、最後までとにかく退屈で苦痛だった。
駄作とは言わないけど、誰もが楽しめる映画だとはとても思えない。こんな辛い話、クソまじめに描かれても観てる方は辛いだけ。どうせなら、コーエン兄弟の「ディボース・ショウ」みたいに、離婚劇をブラックジョークとして描いてくれた方がよほど観やすかったと思う。
少しホロっときたのは最初と最後くらい。こんなカップルはたぶん巷に溢れてるだろう(珍しいのは2人とも演劇関係者だということぐらい)し、映画心のない自分には、イマイチ面白さが分からなかった。離婚経験ある人なら分かるのかな。
途中の激しい口論なんて見てらんない。互いの嫌な部分さらけ出して、あーもー頼むからそんなこと言わないでお願い!って感じだった。夫婦で観たら気まずくなり(というか自分が同じように妻に思われてたらどうしようという後ろめたさで)大失敗。
内容は「クレイマー、クレイマー」の現代版て感じかな(大昔に観てもう記憶がないけど)。映像は敢えて粗めにしたのか、音楽含め70年代後半〜80年代前半のニューヨーク映画な雰囲気が漂ってた。そういうオシャレな映画が好きな人は好きなのかも。
てなわけで、途中の口論でカイロ・レンならあの壁粉々に破壊してたなとか、もしやここでダークサイドに⁉︎とか、そんなどうでもいいことばっかり考えながら観ちゃいました。ブラックウィドウもフォース(が何かは知らないけど)には叶わないはず!
最近思ったんだけど、映画の出来はNetflixよりアマゾンオリジナル(あまり多くないけど)の方が良い気がします。