FREDDY

東京ワイン会ピープルのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

東京ワイン会ピープル(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

樹林伸による小説『東京ワイン会ピープル』を映画化した本作は、会社の上司の誘いで参加したワイン会で出会った、若き実業家の織田一志に心惹かれる、都会で働くOLの桜木紫野の恋愛模様と、様々な人たちとの出会いによってワインの魅力に引き込まれていく姿を描いたものとなっているのだが、同僚で友人の雨宮千秋に焦点を当てた恋愛模様や彼女の苦悩や葛藤、そして"過去の自分"にも触れられ、それによって固く結ばれる紫野と千秋の友情も紡がれますし、粉飾決算で逮捕された実業家の織田一志との不思議な関係性もまた展開が気になり最後まで目が離せなかった。そして雰囲気の異なる様々なワイン会の様子も映し出されますし、フェイクワインによるサブエピソードの結びつけ方も安易だが嫌いではない。全体を通して盛り上がりこそはないですし、余計なものが目立つ作品ではあったが、それなりには楽しめました。
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