kamakurah

HOKUSAIのkamakurahのレビュー・感想・評価

HOKUSAI(2020年製作の映画)
3.5
去年のTIFFで見逃して、公開を待っての観賞。キャストと創りの構えからすると、やや期待はずれの感が残念。企画・脚本の河原れんのコンセプトなのか、監督橋本一のスタイルなのか、正攻法の楷書タッチで創り上げようとしたところが、かえって冗長になってしまっていて4章区分にした必然性が充分に伝わってこない。柳楽優弥と田中泯の組合せは絶妙で、蔦屋の阿部寛、歌麿の玉木宏、柳亭種彦の瑛太、いずれもキャスティングは文句なし。舞踏家田中泯の面目躍如たるシーンは、サービスショットかな。安川午朗の音楽がとてもいい。
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