せりな

ハニーボーイのせりなのレビュー・感想・評価

ハニーボーイ(2019年製作の映画)
3.0
客観的に見たら一緒に生活すべきではないと思える親子関係。
それでも、根底には歪ではあるが愛情はある。
だけど、求めている物を与えることができない複雑な関係をノア・ジュブ、ルーカス・ヘッジズ、シャイア・ラブーフの3人は見事に演じていた。

シャイアはこの原作を書くことと、映画を撮ることで父親に対するトラウマに向き合ったのかなと思った。
この映画を見てると、ピーナッツバターファルコンの撮影時に起こしたトラブルとか思い出したよ。
強く求めるほど遠のいていった愛情に、現在のシャイアは答えを見つけたのかもしれない。この作品はシャイアの父に対する愛情なのかもしれないな。
過去は変えることはできないけど、これからのシャイアが心穏やかに過ごせるといいなと思った。
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