しちれゆ

ハニーボーイのしちれゆのレビュー・感想・評価

ハニーボーイ(2019年製作の映画)
3.5
冒頭のシーンでのオーティスの発言を皆様覚えていますか?
「日本人は目隠しをヒモで出来るんだ。」・・・
まぁ おめめパッチリのノア・ジュプくんに言われたら仕方ないか…

さて
若い時の美しさは天与のものだけれど30越えたら見た目には自身の生き方が表れる、と言う。
自身の父親役を演っているラブーフ、かっこ悪い。役のせいも勿論あるけれど。
若くして頂点に上り詰めてしまうと時代に合わせて自らをアップデートしていくことは難しいのだろうね。

12歳のオーティスは学校にも行かず(夏休み?)タバコも容認。
(それにしても人気子役なのに何故こんな場末のモーテルで暮らしてるんだろう?)
ノアくんが素晴らしいのでオーティスは健気な少年という印象が強いけれど″今(だけ)を生きる″ことの取り返しのつかなさが10年後のルーカス・ヘッジズによってじわじわと表現されていくのが上手い。
ラブーフの物語はまだ進行形なのでラストが曖昧で失速しちゃった。

ノアくん どうか汚れないでくれ、と祈るばかり。
しちれゆ

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