ハニーボーイの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「ハニーボーイ」に投稿された感想・評価

noa

noaの感想・評価

3.9
無条件の愛が手に入らない痛みとそれをどうしようもできない不甲斐なさ、ルーカスヘッジズの無言の演技が凄まじい内側から全ての感情が爆発するの、幼少期の経験や出来事とリハビリ中の行動とリンクしてんの、ただすべてのシーンがツギハギみたいで嵐が去った後そのままにしちゃった感じ、それもそれでいいけれどちょっとでも全てを結びつける何かが欲しかったかな
WTF

WTFの感想・評価

4.1
シャイア・ラブーフが自身の体験に基づき脚本を書き、父親を演じたのはとても興味深かった。彼の演技はもっと評価されてもいい。
[シャイア・ラブーフの自己セラピーが世界へ羽ばたく] 60点

シャイア・ラブーフがアルコール依存症のリハビリとして書いた脚本が元になっているらしく、特に映画化するつもりもなかったらしいが、それに感銘を受けた友人のハーレルが是非ともということで映画化した作品。ラブーフの過去が投影された主人公オーティスが子役時代にクズな父親を支えてきたことを思い出すセラピーの映画であるが、支配的でグズな父親をラブーフ自身が演じることで、自身の父親を糾弾しつつ理解しようとするという別の意味でのセラピーも兼ねている。非常にパーソナルな問題故に、それを映画にしてしまうパワーというか思い切りというかには感服してしまう。

映画は子役時代の1995年と青年時代の2005年を往来し、2005年のオーティス青年がアルコール依存症と父親の悪影響に苦しむ間に、子役時代の父親との想い出を挿入する形を取っている。登場する父親は自他共に認めるクズであり、しかも開き直っているからこそたちが悪い。何も出来ない怒りや息子への嫉妬、変われない自分への哀しみ、など一言では表しきれない感情が渦巻く父親は、乱高下する心情の全てを周りの人間にぶつける。映画はそんな父親のクズエピソードを並べ、オーティス青年のセラピーを行う。しかし、本当に再現ドラマを大量に並べただけなので、有機的に結合して一般化するにも至らず、最早オーティス青年との関連すら薄くなっているのは問題だろう。ラブーフがどこまで詰めて書いたのか分からないが、2005年パートと1995年パートの奇妙な解離を映像的連続性で無理矢理接合したみたいな箇所が散見される。

明らかにラブーフ以下ルーカス・ヘッジズ、ノア・ジュプの演技が上手すぎて浮いていることを考えると、それらをまとめる力不足であったことは否めない。いくらでも爆発できる題材だっただけに、残念。
まーや

まーやの感想・評価

4.0
シャイア・ラブーフの半自伝的映画、だけど彼が演じるのは父親役。子役として一家の生計を立てていて父親に八つ当たりをされる幼少期と、それをリハビリ施設で思い出す青年期。

映画の中で父親になりきる事で彼の中で許せたもの、理解できたものがあったのかな。飲酒での事故とか色々あるシャイア、無意識のうちにPTSDに苦しむような経験も作品として昇華できることが何よりすごいと思う。

幼少期を演じるノア・ジュープくんは『フォードvsフェラーリ』にも出てたけどめっちゃキュート!
アライ

アライの感想・評価

4.0
shiaのセラピーの様子とかパパとの関わりとかかなり曝け出してるから、こっちもかなり苦しい。グレたんだろうけど今に至ってくれてありがとう(笑)はー天才
あとルーカスヘッジスの喋り方がもう本人すぎてすごい
はな

はなの感想・評価

3.4
終わりかたがなんとなく不完全燃焼だった。
字幕なしで、悪い言葉だけじゃなく笑いどころもわかるようになりたいな〜
NY82
この映画を作り演じること自体がカウンセリングのようで、それでいて独りよがりではない
父への恐れ、不満、憧れ、懐かしさをどろどろに溶かして飲み込み消化
まほ

まほの感想・評価

3.7
一生見た目は子供頭脳は大人なノアジュプでいてほしい、、それにしてもこの父子関係をみていて正気ではいられない。彼の父もこんな風に育ったのだろうか。
SGR

SGRの感想・評価

3.6
シャイア・ラブーフ脚本・出演によるシャイア・ラブーフの半自伝的映画という事で、彼の自己セラピー以外の何でもない誰トク映画?と正直思わなくもないんですが、ノア・ジュプくんの主演作が観れたというだけでも感謝しかないです。(おそらく日本では公開されなさそうなので、スクリーンで観れて良かった)

しかも青年期を演じるのは、悩める青年役を演じたら右に出る者はいないルーカス・ヘッジズ。ただ今回はそんなに出番はなく、ノア・ジュプくんの幼少期がメイン。

あと、この人似てるなーと思ったらFKAツイッグス本人が出演してた。
Hailey

Haileyの感想・評価

3.2
“You fuck my son?”
“You fuck your son.”
That was so damn right.

シンボル的な描写が多くて、1995年と2005年のOtisが重なり合う編集が技術的に面白かった。
道化の父、ニワトリ、喫煙、女の子、プール。
12歳のOtisを演じたNoahは将来有望すぎる。Lucasは感情をぶちまけたり葛藤する演技が上手いので、後半2人(1人役だけど)の感情が共鳴するシーンでは感情の放出方法が似ていて、しっかり同じ人間の違う時代に見えた。
まず見ていてとても痛い。苦痛。それでもずっとシャイアが実の父を演じていると考えながら見ていると、もはや2人のOtisだけでなくて3人が同一に見えてくる。最初から最後までfather figureとして最低なんだけど、最低な部分を良い親子関係かのように、良い思い出かのように見せる演出は皮肉と切なさを感じた。
シャイアが父親から受けたかった愛情、
受けられなかった愛情、
代わりに受けた痛み、
厳格さを履き違えた父親は
突き抜けて最低というよりもむしろ、
中途半端な厳しさが不安定で怖くもあった。
彼の俳優人生にフォーカスせず、
モーテルの小さな部屋で繰り返す毎日で
Otisの視点から父親の輪郭をなぞる
Honey Boyという繰り返される呼び名の
解釈をしばらく考える。
日本で公開するとしたらhoney boyはタイトルも呼びかけもどう訳されるのか不安(笑)

@ Arclight Hollywood