子供達には生き方を教えるが、子供達からは生きる力をもらう。赤ちゃんの蘇生のシーンは母子ともに助かる奇跡を観ることができて本当に良かった。
基本的にサマは笑っているところか寝ているところばかり撮られているな。
数十年後、やっぱりサマもこの作品を見るんだろうなぁ。この両親は結構早く見せそうだけれど。その時何を思うのか。
爆撃音が鳴り響いても、医療関係者が全く動じない。空爆や包囲攻撃をジョークにして笑う逞しさ。いや、強がっているのか。
対比的に描かれる大量の負傷者や、うなだれる人々。生々しい。そのような戦火でも、妊娠。死の恐怖から免れる一番の方法は性交だというが、やはり真実なのかもしれないなぁ。
沢山の犠牲がある中で自分達の故郷の自由を得るために留まり続ける意志。犠牲があったからこそなのだろうか。
命を守るために退去するか、留まるかの選択や、検問所のシーンは観ているこちらも緊張してしまう緊迫感。
ジャーナリストは本当に大変だな。そこに生き、同じ場を間近で体験する。仕事ではなくもう生き方のレベルになっている。
それにしても、ハムザが終始、やることも言うことも男前だった。