Jaya

娘は戦場で生まれたのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

シリア内線下の様子を娘を出産しながら撮したドキュメンタリー。命懸けの映像の迫力は凄まじいものがありました。

一向に相手をしない国際社会に対して、一石を投じる力があったと信じたい。赤ん坊が蘇生するシーンは一つの救いではあったでしょうか。

ただ構成に疑問。まず彼らが誰と戦っているのか見えづらい編集でした。さらに何を目指しているのかも分かりづらい。

娘がメインなので親バカホームビデオみたいなシーンもありましたが、余りにも家庭的過ぎたせいか興醒め。

そもそも娘を戦場に残した時点で、理解が追い付きませんでした。せめてその根拠はほしかったです。ラストシーンは演出が強すぎてがかなり鼻白む思い。

邦題が「戦場で生まれた娘」であればもっとすんなり観れたかなという印象で、観客の前提をどこに置くべきか、目的も含めて色々と考え込んでしまった映画でした。
Jaya

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