あーびん

呪いの館のあーびんのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.8
マーティン・スコセッシがバーヴァの最高傑作と評価するイタリアン・ゴシック・ホラー。

バーヴァって全然知らなくて、イタリアンホラーの父といわれてもなんかあのピンク色のお化けパパしか思い浮かびませんでした💦

そんな私の初バーヴァ作品ですが、ティム・バートン、デヴィッド・リンチ、タランティーノら有名監督に影響を与えただけあって映像や美術が雰囲気満点で素敵✨
オレンジ&ブルーの照明と闇のグラデーションが独特な美しさで、朽ち果てた教会や廃墟のような屋敷、繰り返される螺旋階段のシーンも印象的。

あと美少女幽霊のヴィジュアルがまんま『クリムゾン・ピーク』のヒロインのイメージでした。
古城の感じとかもギレルモ・デル・トロはかなり影響をうけてそう。

あんまり怖くないホラーですが、捻りのない直球な邦題もアレだし原題の『Kill Baby Kill』だとなんかちょっとポップな感じがしますね🤣
あーびん

あーびん