さすらい農場

呪いの館のさすらい農場のレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.9
〜 夏の思い出[ホラー秘宝まつり]より 〜
古典的な怪奇ムード満点の60年代ホラー
後世に多大な影響を与えたマリオ・バーヴァ監督の代表作(の一つ)。
マーティン・スコセッシ監督いわくバーヴァ・パパの最高傑作なんだとか。ふ〜ん?

たぶん19世紀末あたりのお話です。
迷信に怯える村の恐怖の元凶は[呪いの館]。蜘蛛の巣だらけで廃墟さながらなのに人が住んでます。どんだけほっといたらこんな巨大な蜘蛛の巣が出来るのか?村長の家までそんな感じで、どうやら村中が廃墟っぽい。これがスタンダードなのか?不衛生です。

毒々しくも鮮やかな照明が美しい。雰囲気を盛り上げる凝ったセットに、ムード抜群のロケ地。
音響がもの凄くて泡を吹きそうです。
ヒュオォォ〜〜ッ (カーン… カーン…)
デロデロデロデロデロデロ……
ババァーーーーンッ‼️
セリフ以上に物語るBGMと驚異的に怯えるキャストの表情(ズームどアップ)につい笑ってしまう😅
呪いの白童女は普通に可愛らしい。(シャイニングだとか後の映画の元ネタか)
最初は控えめに窓から覗くくらいだったが、そのうちバンバン普通に現れる。
そして目で指図する白童女(ほれ刺され) それを見た村の娘は[イヤよ!やめてー]と自ら尖った物に近づくといった協力展開🤝
おどろおどろしいけど、グロくもないし出血も気持ち程度。わりと親しみやすい怪奇映画🎬
ホラーというより職人監督の映画芸術を味わうべき作品なのです。良かったら🤲