tofu

ファナティック ハリウッドの狂愛者のtofuのレビュー・感想・評価

3.5
映画俳優ダンバーが大好きで仕方の無い男・ムースの異常な執着と傍若無人な振る舞いを描いたサスペンス作品。

ストーカーを題材とした作品は数多く、本作品もその枠組みを逸脱することなく、オーソドックスに仕上がっていた(良いのか、悪いのか)。

オタクなおっさんをJ.トラボルタが演ずるもいかんせん誇張表現が目立った。
常に縦に体を揺すり、下向き加減、歩幅は短いが歩く速度は速い。ちょいとステレオタイプ過ぎかな。

ターゲットとなる俳優も被害者とはいえ、鼻持ちならぬ一面もあり、完全に同情は出来ない。こちらもステレオタイプだなと。

ともあれ、良い意味でも悪い意味でも予想を大きく裏切る展開は無かったが、何故か嫌いになれなかった。

ムースの異常性が招くドラマなのだが、ボタンの掛け違い、小さなズレが混沌の振り子を大きく動かしていたのだと感じた。
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