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ファナティック ハリウッドの狂愛者のMALPASOのレビュー・感想・評価

3.6
『ファナティック ハリウッドの狂愛者』

「カッコーの巣の上で」を観て、鬼看護師を演じたのが、名女優ルイーズ・フレッチャーだという言うことを知ってからこの映画を観て欲しい。ラストに100倍楽しめるから。


監督・脚本のフレッド・ダーストって、どっかで聞いた名前だと思いながら、俳優ハンターが、車でリンプ・ビスキットをかけるシーンで思い出す。この人、映画も監督してるー。

主人公がハリウッドのストリート・パフォーマーということもあり、最初は「ジョーカー」や「キング・オブ・コメディ」のような内容かと思ったが、最初からどこかオカシイ、気の狂った映画ファンの暴走だった。主人公の描き方を変えれば、傑作だったかもしれない・・・。

俳優ハンターの豪邸を探し出し、侵入して、歯ブラシ使ったり、寝ているハンターの匂い嗅いだり、どういう変態なん?と理解できない行動をする。トラボルタは、髪を前でパッツン、歩き方や喋り方もおかしい、年齢不詳の男を演じている。「フォーリング・ダウン」でマイケル・ダグラスが突然怒りまくる変なおじさんを演じた時の衝撃と同じものを感じた。
トラボルタ自身、プロデューサーも兼ねているので、この役がやりたかったのだろう。見事「ゴールデンラズベリー賞」を受賞している(笑)

僕たち映画ファンはこの主人公にすごく近い(笑) サインめちゃ集めてるし。何にもらおうかと迷う主人公の気持ちがよくわかる(苦笑)
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