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ファナティック ハリウッドの狂愛者のmaroのレビュー・感想・評価

3.5
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:81/130
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

とにかくジョン・トラボルタの演技がとんでもない。
『サタデー・ナイト・フィーバー』や『グリース』で華麗なダンスを見せつけ、『パルプ・フィクション』や『フェイス/オフ』でコワモテだった彼が、今度は典型的なオタクの役だ。

話すときは人の目を見ないし、早口だし、空気は読まないし、挙動不審だし、耳裏の垢の臭いを嗅ぐ癖はあるし、とにかく様子がおかしい。

純粋と言えば純粋なのかもしれないけれど、進んで仲良くなろうとは思うのが難しい独特の雰囲気がある。
これまで様々な役をこなしてきた彼にとって新境地なのではなかろうか。

大ファンだった人に冷たくされたら、そりゃ誰だってショックは受けるだろうが、元をたどればムースが全部悪い。

しかし、彼の愛は狂信的で視野がとてつもなく狭いので、完全に自分だけが被害者だと思い込み、常軌を逸した行動に出る。

特に、ダンバーの家に侵入したときの行為はとてつもなく気持ち悪くて背筋がゾッとするほど。

ストーリー的にはストーカーあるあるだけど、ジョン・トラボルタの演技が圧巻すぎて彼でもってるような映画だった。
終盤がややB級スプラッターなのがちょっと笑っちゃうけど(笑)

人と接するときは相手に敬意を払い、自分本位にならないように気をつけようと思える内容だった。

それにしても、ジョン・トラボルタの髪型が関口メンディーと似てるなーw
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