先日初めて行った映画館なのに いきなり「私のお気に入り映画館」上位に入り込んできたシネスイッチ銀座。
また行ってきました。
古い映画館です。
今時の最新のやつじゃぁありません。
スクリーンだって決して大きいとは言えない。
それに２作しか上映していない。
でもねー、良いんですよ！ここ！
今日観たのは『私のちいさなお葬式』
ロシアの映画です。
余命宣告されたおばあちゃんが、忙しいひとり息子に迷惑をかけまいと自分で自分のお葬式の準備をするお話。
日本でも「終活」て言葉をよく聞きますよね。
前の職場の女の子が終活ノートなる物を持っていました。
街の葬儀屋さんに貰いに行ったそうです。
「何書くの？」て聞いたら「通帳の場所とか」ですって！
そうか、一人暮らしはそおゆう事を考えておかなきゃいけないのか！
でもまだ若いのに…てか、普通のノートじゃ駄目なんだ…とは言いませんでしたけど💦
あ、でもこの作品はマジでガチなお葬式の準備なの！
当たり前のことのようで知らなかったことがたくさん！
埋葬許可証を貰うには死亡診断書が必要。
死亡診断書って、生きてるうちは書いてもらえるわけがない！
そっか！
考えたこともなかったよ〜💦
自分がこの世からいなくなる。
慈しんで来たものたちとお別れする。
それをこんなにも暖かくコメディタッチで表現するなんて。
あまり感じた事がないような独特な可笑しさもいっぱい。
このタイプのロシア映画、初めて観たかも。
家族の愛、隣人の愛、生きているモノたちへの全ての愛。
あったかぁ〜い気持ちで満たされました！
私の観た回は年配のマダムな方ばかり。
みんなクスクス笑いながら「面白かったわねぇ」と。
劇場内もふんわりあったか空気。
映画を観たあとは京橋にある国立映画アーカイブへ。
今、河瀬直美監督の作品が上映されてますが時間が合わず。
日本映画の歴史展示物と、ポーランドの映画ポスター展がやっていたので見て来ました☆
とっても素敵な映画な一日でした( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
2020年劇場鑑賞3本目
