水の湧き出る処

母は誰でも女であるの水の湧き出る処のレビュー・感想・評価

母は誰でも女である(2014年製作の映画)
3.1
娘と母。私は母の娘であり、今は娘の母でもある…

マギーの母親は離婚してからというもの、人が変わったかのように自由奔放になり若い男との恋を楽しんでいる。はじめは応援しようとしていたマギーだが、母のあまりの変化に次第に耐えられなくなってくる。

マギーの母親に対する複雑な心境。ラストの私も母親なのねと気づくシーンは、だから母を許そうという簡単なものではなく。私も同じ母親という立場だからこそ許せない、夫からお母さんと君は似ていると言われたのも、分かるようで分かりたくない、それでも母は私の母なのだ…というような相反する感情を抱えて葛藤しているように見えた。