さよこ

ラスト・クリスマスのさよこのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

※2020年に映画館で鑑賞
※しばらく過去鑑賞記録レビュー続きます🙏

お正月にクリスマスがテーマの映画を鑑賞🎍
ほっこりする映画かと思っていたのですが、そんなこともなく、節々に人間の病んだ部分があり、高カロリーなお話でした。



◆残念なヒロイン
社交的なビッチって大概愛嬌があって可愛くって映画のヒロインとしては最高だなって思うんですけど、今回のヒロインは社交的なビッチに加えて自己中でコミュ障っていう混ぜちゃいけない要素を見事にブレンドしてて大変に残念な仕上がりでした。身体よりも頭が弱い。夢を追っていたり、姉へのコンプレックスだったり、色々応援できる要素があるはずなのに、その他の残念な部分、とりわけ喜怒哀楽の乱気流がすごくて、ヒロインを応援できなかったです。

◆残念な家族
この親ならこう育つよね、姉も妹も…的な家族の呪いをキャラクターに感じました。母が登場するたびに心がえぐられて、メンタルが激しく消費されるなぁと。

◆けっこう良いやつ
ヒロインのアルバイト先の店長がすごく良い人で、残念なヒロインをかばったり、チャンスくれたり、叱咤激励したり、愛はないけど見守ってくれる感じがすごく良かった。そこだけほっとしました。ヒロインへの愛情や同情というよりも、そういう感情抜きに店長が自然にヒロインに対応していたのが印象的でした。自分のお店もあんなことになったのに、人を見捨てないってすごい。



最後のどんでん返し風なオチもいまいち驚かなかったので、、映画の評価は低めに設定しました。期待値が高すぎたのかも。
さよこ

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