わたふぁ

ラスト・クリスマスのわたふぁのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.6
広告の打ち出し方も、103分というボリューム感も、いわゆる軽めの“ラブコメ”だけど、、というところを意外にも裏切ってくれた。
既視感のあるストーリーのなかに現代社会が抱える貧困格差、LGBT、移民差別、Brexit等々いろいろな問題をひっくるめた心がぽわーっと温まるクリスマスストーリーをありがとう、という感じ。

クリスマスは恋人たちだけのものではなくて、普段心の奥にしまい込んでしまっている(愛)というものの存在を見つめ、閉じた心をオープンにして少しでもいいから身近な人に配ってごらんよ、というイベントなのかもしれない。素直になれない不器用な人間に与えられた年に一度の好機なのかもしれない、と思えた。

エミリア・クラークのとろけるような笑顔と相まって、ほろ苦いホットココアみたいな映画でした♨︎