モカ

ラスト・クリスマスのモカのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.0
この映画の魅力の9割はエミリア・クラークの可愛さで成立!
ファンならそれだけで大満足!
そうじゃない人には不満がたくさん残る映画。

とにかく彼女のコロコロかわる表情から目が離せない。
『ゲーム・オブ・スローンズ』デナーリスの抑えた演技のみ知ってる人は相当驚くはず。
でもエミリア本人の、快活で周りを常に明るくしてくれる性格そのものなので、
彼女のファンとしては嬉しすぎる♥

元々歌手になりたかったというくらいの、
歌のスキルもバッチリ。
なんでサントラに入ってないのかなー。

命の危機を2度も経験した彼女に、病院のシーンはやっぱり辛かったみたい。
本当に元気になってくれてよかった、と心から思います。

ヘンリー・ゴールディングもいつものように魅力的で理想の男性すぎるんだけど
彼は今後悪役を演じられるんだろうか、と変に心配。

他の人は結構どうでもいい扱いというか
ミシェル・ヨーのオーナーは全く掴みどころなかったし
エマ・トンプソンに関しては完全に本人の価値を無にしている。
お姉さんももっと深堀できたのに。

結末は何かの漫画やアニメで見たことあるような感じ、日本人なら違和感なく受け入れられるのでは。

歌詞を考えると、あーそういうことかーと。
トムが落とされた(gave it away)投げキスを、胸ポケットに入れるシーンとかね。

あと結構ポリコレ感が強くて、もちろん基本的には良いことではあるんだけど、
盛り込みすぎて悪い面がたくさん出てしまったのは残念。

移民問題やLGBTQを盛り込むには時間が足りなさすぎだよね。
クリスマスの定番ラブコメを狙うなら、ストーリーはしっかり絞り込んでほしかった。
長所を短所がかき消してしまってる作品。

配達員でロンドンに小部屋が買えるなら、私もやりたいぞ。
モカ

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