ひろ

ラスト・クリスマスのひろのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
4.5
号泣。こんな展開の物語とは思ってもいなかった。
結末を知ってから見返すと、ひとつひとつのシーンがまた違って見える。
特に胸のキズに触れるシーンには涙がとまらなかった。

このところ、自分は過去のあのときの発言や選択や行動を深く後悔していた日々だった。どう考えても、くやんでも、時計の針を戻して取り返すことは出来ないのに、過去にがんじがらめになって、行動できない自分がいた。心を開いて存分な優しさをくれていた人へ、感謝もせず、その温かい気持ちを受け取ることを拒否していた最低な自分への懺悔。この映画に出会えたことで、「それに今気づけたことは遅すぎることはないのかもしれない、過去は変えられないけれど、これからの行動で素直に感謝を伝え、関係を変える努力をしよう。」と心を決めることができた。この映画から言葉を借りれば、行動がその人を作るのだから。

一人では生きていかれないし、無駄な生命なんてひとつもない。頂いた優しい気持ちは、誰かにそれを渡すことが大事なのだ。

自分の人生を変えてくれた映画。
またクリスマスの時季に改めて見返してみようと思う。

上を見よう。
ひろ

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