ワンコ

痛くない死に方のワンコのレビュー・感想・評価

痛くない死に方(2019年製作の映画)
4.0
【出来ること】

在宅医療とは言っても、家族の愛とか信頼関係とかないと難しいだろうなと思う。

こうしたものがあってはじめて、冷静に考えたり、意思を通わせることが可能になるのだ。

過疎地域であれば、また困難が待ち受ける。

この物語は、長尾さんの体験をもとにしたものだから、選択肢として在宅医療を考えるためには意義深いし、本田さんのようであれば、多くの人は幸せかもしれないと思う。

「けったいな町医者」が長尾さんのドキュメンタリー映画で、在宅医療を受けている実際の市井の患者さんや、その亡くなる場面も映し出されるので、そちらも併せて見ると、もっと理解が深まるようにも思う。

あと、このドキュメンタリー映画は、多剤投与や、ガン患者に対する過剰とも思える点滴や酸素吸入に関する問題点を指摘しているところは、目から鱗だったし、歩くことを普段から心がけることで、認知症の90%を防げるのではないかと提言しているので、まだ、病気もしていない、入院もしていない方々であったら、今の生活を少し見直す方が、より痛くない死に方に近づくことができるのかもしれないと考えさせられると思う。

ビデオ会議をしていたら、リモートワークで歩く機会が減り、躓いたとか、テーブルの脚の角にぶつけて、足の指の骨を折ったという話をしてる人がいた。

やっぱり、運動をしましょう。
ワンコ

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