若大将オーウェン

勝利への旅立ちの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

勝利への旅立ち(1986年製作の映画)
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かつてのバスケの名コーチが訳あって田舎町の高校にきて、そもそも人数が足りないぐらいのバスケチームのコーチに就任。
小さい田舎町なので保守的で噂はすぐに広がり、鬼コーチのやり方に反発も生まれるがチームは快進撃を見せる…といった映画。ベタな展開ですが、もちろん熱くしかも実話が基になっているそうです。
コーチ役のジーン・ハックマンはもちろんデニス・ホッパーがアル中だけどバスケが生きがいの男を見事に演じていました(というか素?笑)
解任されそうになるほど、反発していた人たちがコーチの元で勝ち進んでいく小さいバスケチームを応援し、希望になっていく展開は王道だからこそ力強い。そうなると分かってはいるけど、試合シーンはバスケシーンのリアルさもあって激アツ。
古びた田舎や失敗した男たちのワンスアゲインの話でもあるのです。
ジーン・ハックマンと女教師の恋愛要素とか要らないかな?と思う部分もありましたが、「史上最高のスポーツ映画」とも言われるのも頷けるスポーツの王道映画でした。