少年期から思春期辺りに浴びるほど聴いた音楽やむさぶるように読んだ本、食い入るように観た映画やテレビ。
結局、子供の頃に吸収したものは後々までずっとずっと影響されているんだねえ、と実感いたしました。
細野晴臣さんを知ったのはYMOからで、それ以前のハッピーエンドなんかの活躍は後に遡って聴いたりしましたが、YMOから影響された人々は日本中、というか世界中にそれこそ数多にいらっしゃるのでしょう。
幼少の頃からの細野さんの人生を振り返る構成。知ってることも知らないこともエピソードのひとつひとつが楽しくて仕方なかった。
それでもやはり僕には80年代の頃のエピソードがなんかジワッときてしまった。
ソリッドステイトサバイバーを擦りきれるほど何度も何度も聴いた後のアルバムBGM。違和感感じたというか、新しすぎてすげえ、みたいな。
増殖のアルバム構成も凄かった。スネークマンショー、よく、真似した。
YMO以降に出たソロアルバムも大好きで。これも体に染み付いてる。
それこそ細野さんになんの興味かわない人が観たら、何てことはない作品なんでしょうけどね。
俺にはとっても心にきました。
立川の映画館音響も素晴らしくて、観てて気持ちよかったです。
LPレコードで音楽を聴く、って体験が宝物のように感じられる作品でした。