ShinMakita

NO SMOKINGのShinMakitaのレビュー・感想・評価

NO SMOKING(2019年製作の映画)
2.0
1947年、軽妙洒脱な父と音楽好きな母の間に生まれ、洋楽の洗礼を受ける。

10代前半。周りがギター持ってるし、ボブ・ディランも好きだったしで音楽活動開始。

立教大学で出会った松本隆、大瀧詠一らと組んでメジャーデビュー。この時はひたすらプレイヤー志向。

70年代の前半、狭山の自宅をレコーディングスタジオにしてソロ活動。沖縄音楽と出会い、横尾忠則とインドに行って下痢で死にかけたことでワールドミュージックに目覚める。

70年代の後半、音楽企画ユニット立ち上げまーすと宣言してからメンバーを募り、3人組でコンピュータサウンドの曲を出したらとんでもないことになる。

80年代前半、とんでもなく社会現象になったユニットに疲れ、遊び気分で出したCMタイアップ曲が大ヒットしてしまう。同時期、映画のサントラも手がけている。

歩き方が面白く、タバコの煙にこだわる変人だが、この人がいなければ松田聖子の名曲も風の谷のナウシカも生まれていなかった。

星野源と仲良しで、「後は任せた」とバトンを渡したものの、精力的に世界中で音楽活動を続けている。

…そんなおじさんのドキュメンタリー「NO SMOKING」を観た。

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とことん自由でサービス精神旺盛で、好きとか面白いにこだわっているわりに、時代の波をちゃんと乗りこなす超カッコイイおじさん、細野晴臣。音楽に特に思い入れがなくても、大好きになっちゃうドキュメンタリーでした。正直、時間の都合で他に観るものないからこれを観た、ってだけなんだけどね。観てよかった。俺も下痢しよう(笑)。
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